創造とタイムリーな行動--一般社団法人日本雷保護システム工業会
JLPA
 
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アジア雷保護フォーラム 開催記録
Asian Lightning Protection Forum
JLPA専務理事 三木常一
2007
年5月7日

(1)アジア雷保護フォーラム(ALPF)の概要
(2)第4回アジア雷保護フォーラム開催の記録
(3)Forum終了後の活動

(1)アジア雷保護フォーラム(ALPF)の概要
ALPFの組織、設立経過及び開催記録等について次に述べる。
1.組 織



a. アジア諸国の雷保護専門家、学識経験者及び雷保護業界の代表者が参加する。
b. 雷保護技術の開発を促進することを主目的とする。
c. 非営利団体である。

2.開 催

日本、中国、韓国が交互に主催国となり年1回開催する。
3.設 立


2002年10月21日、北京(中国)において設立総会を開催した。
注」この雷保護フォーラムは日本が提案し中国、韓国の賛同を得て設立された。
4.ALPF開催記録





第1回:2003年10月28・29日 中国 北京 Beijing Capital Xindadu Hotelで開催した。
第2回:2004年10月15日   韓国 Seoul,  Seoul Hilton Hotel で開催した。
第3回:2005年10月27・28日 日本 東京都 新宿センタービル(52階)で開催した。
第4回:2007年3月19・20日   中国 広州市 広州大履(Canton Hotel)で開催した。
第5回(次回):2008年4月に韓国が主催国となり開催される予定である。

5.フォーラム参加者数及び技術発表論文数の推移
 

第1回開催:北京

第2回開催:Seoul

第3回開催:東京

第4回開催:広州

@参加者数: 日本

11名     

16名     

63名     

19名     

       中国

80名     

17名     

8名     

80名     

       韓国

3名     

15名     

16名     

14名     

      Malaysia

     

1名     

        計

94名     

48名     

87名     

114名     

A提出論文数:日本

6件     

4件     

10件     

9件     

       中国

9件     

4件     

10件     

25件     

       韓国

1件     

5件     

5件     

5件     

      Malaysia

     

1件     

        計

16件     

13件     

25件     

40件     

    *開催年度

2003年     

2004年     

2005年     

2007年     

 

6.ALPFの展望

アジア雷保護フォーラム(ALPF)は、2002年に日本の提案により設立されて後、上記のとおり今回で4回の雷保護フォーラムが開催された。
高度情報化社会のグローバル化が進展するに伴い雷保護システムの必要性が高まり、その証左として年々ALPFの参加者及び雷保護研究論文の増加となっている。このALPFは将来的にはアシアを基軸とする世界規模の雷保護フォーラムを目指している。先ず次回第5回ALPFにはアジアの数カ国が新しく参加される予定です。わが国からも、より多くの雷保護関係者が参加し交流を図ることが望まれる。それが国益となり、また関係企業の事業展開に資するものと考える。

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(2)第4回アジア雷保護フォーラム開催の記録
2007年3月に開催された The 4th ALPFの議事経過の概要を次に紹介する。
1.開催日程 2007年3月19日(月)Registration  
3月20日(火)各国代表の開会挨拶
Technical presentation
Dinner party
4カ国協議(今後の課題)
Am9:00〜 9:30
Am9:30〜 Pm6:30
Pm7:00〜 9:00
Pm9:30〜10:20

2.開催場所 中国広州市広州大履(CantonHotel)
(参考)広州市・北京市ともに人口約1200万人:上海市は1600万人

3.参加者 @日 本:横山委員長ほか
A中 国:陸 委員長ほか
B韓 国:李 委員長ほか
CMalaysia Mr. Hartono

計19名
計80名
計14名
  1名
 *参加者リスト添付:参照



計4カ国 : 114名

4.論文提出数 @日 本:
A中 国:
B韓 国:
CMalaysia:
9件
25件
5件
1件
 *論文リスト添付:参照



計40件

5.4カ国協議:合意事項
 
1)ALPFの発展: 引き続き他のアジア諸国の参加を招聘するとともに世界に開かれたForumとする。
 
2)実行課題:

a.
b.
LP Standardの交換:各国それぞれの雷保護規格は相互に提供し交換する。
次回ALPF:
  @
A

B
論文の提出・出版・発表はEnglishとする。
論文を査読する3カ国のExpertを含めたTechnicalグループを組織しKeynote speeches(基調講演)及び
Short presentationsを選定する。
Forum durationは2日間とする。
c. 次回ALPF開催前に下記課題の協議のため3カ国会議を開催する。
  @
A
B
ForumのStyle・名称
Steering committeeメンバー 
Forumの組織
d. 次回ALPFの主要発表課題
  @
A
B
SPDに関連する技術  
Grounding / Earthing
LPS関連事項とする。 
上記に関連する多くのPresentation paper提出を期待する。

3)第5回ALPFの開催:
  @
A

B
Host国は韓国とする。開催予定日は2008年4月とする。
韓国組織委員会は、次回ALPFの詳細Scheduleを2007年7月までに作成する。   
All Asian諸国に次回Forumのprogramを通知する。
Registration fee(登録参加費)は、ALPFの取り決めとして参加者@100USドルとする。

@ALPF会場:
ALPF会場:広州大履(Canton Hotel)のエントランス歓迎幕の2段目は第4回ALPF
A論文発表会場
論文発表会場
A論文発表会場
ディナーパーティ会場
Bディナーパーティ会場
論文発表会場

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(3)Forum終了後の活動
1. 広東省仏山科星電子有限公司(KestarElectronic (CHINA) CO., LTD)が主催するバリスタ製造工場見学を兼ねた“雷保護技術セミナー”に招待され参加した。

1)日  時:

2007年 3月21日(水曜日)Am 11:00〜Pm 8:00
2)参加者: ALPF日本人参加者19名のうち14名が参加した。
3)開催趣旨: ALPFの参加者に主催者自社のMOV(ZnOバリスタ)のPRを兼ねて自社の技術力を広報する。
4)主催者の説明:

会社創業:
従業員:
工場敷地:
MOV:
輸  出:
特  徴:
工場見学:

1984年
300名(技術者50名・営業50名)
35000m
1ヶ月生産量 6000万個
55%
@正の温度特性(約0.5%/℃) Aエネルギー耐量:大 B寿命特性:良 
ディスク成形  焼結(炉のみ) 試験(各種試験機を説明)       
樹脂封止(韓国で実施とのこと)

5)感 想: *カタログ上では、品揃えは豊富である。 
  リード線付ディスク型:5〜20% 18〜1800V (欧米規格認定品一部あり)
  角型端子台付 大型(〜53%)等、機種豊富。
*工場はよく清掃されていた。
*説明では、生産量が多くかなりの部分を欧米にOEM販売している模様。
*日本にも輸出を希望している様子であった。
 
2. 中国広州地下鉄基地施設の見学
  株式会社 サンコーシヤの中国法人:陽江山光社殿のご協力により広州地下鉄施設を見学した。
C広州地下鉄車両基地
広州地下鉄車両基地
D地下鉄運行コントロール施設 (前方の建物)
地下鉄運行コントロール施設 
(前方の建物)
1)日  時: 2007年3月22日(木曜日)Am9:30〜Pm2:00
2)参加者: ALPF日本人参加者19名のうち14名
3)目  的: 広州地下鉄運営事業総部の車両基地雷保護装置等の見学
4)概  要: @
A






B


C

D
訪問先:広州地下鉄運営事業総部 所在地:広州市新港東路広州地下鉄赤沙車両段
運営事業総部の主要任務
地下鉄の安全運営を保証することを前提に、乗客にタイムリーでスピーディー、快適なサービスを提供すること。
地下鉄の運営操作、運営安全、乗客サービス、運営経済サービスなどの企画、管理
及び日常管理などを担当する。
路線の設備施設の必要なメンテナンス、補修と改善を行う。
新規路線の企画及び建設にも積極的に携る。
地下鉄の営業路線
現在の営業路線は、5系統で延長167Kmである。 
なお、現在、2010年度の完成予定で新路線を建設中で完成後の営業路線は総延長300km以上となる。
雷保護対策:通信施設はドイツ「シーメンス製」を採用し、雷サージ保護装置はその中に組み込まれている。
見学した施設
広州地下鉄運営事業総部の技術者より施設の概要について説明を受けた後、車両基地及び運行コントロール施設を見学した。
     
5)見学後の所見:

@










A

広大な敷地に展開する地下鉄車両基地及び運転コントロール施設を見学した。見学時間帯のためか国民性か、忙しく車両点検作業などを実施している作業風景は見られなかったが、車両基地の様子と雷防護設備の様子・概要を見学できた。
事業概要の説明では、広州地下鉄網が今後拡充していく方向性とその意欲が強く感じ取れた。しかし、見学からは、地下鉄安全運行に関係する雷保護については、外部雷保護システムを建築物の一部として、内部雷保護システムは電気電子設備・装置の一部と捉えて施工・設備している様子で、雷保護重要性の認識に差が感じられた。
現在、高度情報技術が進展している発展途上の世界の先陣に中国が位置していることを考えると、インフラストラクチャーの安全・安定を保証する雷保護技術の重要性を広く啓蒙していく重要性を強く感じた有意義な見学会であった。
(職訓大:渡邉助教授)
ドイツ「シーメンス社」の技術によって完成した(と思われる)最新の車両基地を見学できたことは大変意義のあることであった。
中国との技術提携では、最新の最高の技術を要求されるのが一般的であるので、この地下鉄基地の場合も同様と思われる。これらの技術を十分に咀嚼して身につけていけば、格段の技術の進歩が図れることになりますが、逆に消化不良の場合には大きな問題発生の危険性があるということが懸念される。
(SD防災研究所:新井所長)

                                        以上

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