雷被害対策とは、直撃雷(落雷)から人命及び建物・設備を保護するための“外部雷保護システム”と“内部雷保護システム”並びに落雷時に誘起する電位差及び引込み線等を通じて建物内部に侵入する雷サージ(雷による異常電圧、電流)から電子機器等を保護するための“機器の雷サージ保護システム”を統合してシステム的に等電位化を図り、被保護物全体を落雷の被害から保護する対策を総称します。
[概要説明]
事務所ビルには、直撃雷から建物等を保護する“雷保護システム”を設置するとともに、建物内部に設置されている重要な事務処理用コンピューターシステムまた通信装置等を、落雷時に誘起する電位差及び建物内部に侵入する雷サージから保護するために“機器の雷サージ保護システム”を設置し、総合的な“雷被害対策”を構築する必要があります。その一例を下図に例示します。